従来のコンピュータの数千兆倍のものすごい勢いで円周率を計算する「仮想テラキュビット・グリッド」を開発した千葉電波大学の宍戸万芳(ししどかずよし)教授が、一日、著作権法違反(楽曲の無断送信)の現行犯で逮捕された。
宍戸教授は、「仮想テラキュビット・グリッド」という新しい方法を用い、 インターネットで処理を分散することにより円周率を効率的に計算するプログラムPnppy(ピンピー)を開発、 円周率を無限に二進数表記することに成功したが、 JASRACが調べたところ、このプログラムでやりとりされている円周率の小数点以下「e↑↑↑(29↑↑3兆)」桁目付近(eは自然対数の底、↑はクヌースのタワー記法)からの数十メガバイトに、 市販CDに含まれる、クリスタルキング「大都会」のデジタルデータと完全に一致するバイナリー列を発見。 著作権者に無断で、各ノードのキャッシュから誰でも自由に取り出せる状態になっていた。 このプログラムの出力はさらに、JASRACのすべての管理楽曲の無断コピーを含んでいるとして、 被害届が出されていた。
京都府警特捜班では、コンピュータ技術に詳しいベテラン捜査員5人を投入し、 一年間をかけて、プリントアウトした円周率の該当桁目とクリスタルキングのCDのデータのダンプ、数千ページを1バイトずつ目で比較。 完全なコピーであることが確認されたことから、 著作物の無断送信の現行犯で、ユーザ数万人を一斉逮捕した。同教授は取り調べに対し、 「円周率はランダムビットだからどこまでも計算していけば、 どうせいつかは著作物と同じデジタルデータが出てくることは避けられない。 避けられないことなら、後押ししてしまってもいいかな、と思った」などと故意を認める発言もしているという。
宍戸教授のプログラムの基礎になっている「BBPアルゴリズム」を公開したサイモン・プラウフ氏も、 著作権法違反ほう助の疑いが持たれている。
千葉電波大学によると、 Pnppyは、インターネット経由で接続したコンピュータの空き時間を利用し、 各コンピュータに量子素子のふるまいを持たせ、数万台を並列化することで、 従来型コンピュータネット上に超巨大な「量子コンピュータ」を仮想構築する画期的な技術で、 「P=NP?問題」という数学上の大問題や、人工知能の研究などで、重要な意味を持つという。
JASRACの話 円周率はあらゆる著作権を侵害する極めて違法性の高いデータ。 教育上も問題があることから、学校の教科書でも小数点以下の公開を中止し「約3」とぼかすことで、 権利を保護しているというのに、大学教授が率先して侵害するとはあきれる。 「物理計算やベンチマークに役立つ」などと言い訳しているが、実際には、小数点以下何万桁もの数字が必要になることはありえず、 ほとんどすべて楽曲の無断複製のために使われているのが実情であることから、訴えに踏み切った。 宍戸教授のプログラムはインターネットを通して無料で配布され、 誰もが簡単に音楽を無断コピーできる状態にされており、回復不可能な被害をこうむった。
『天空の城ラピュタ』で主役を演じたシータさんが通う滋賀県内の公立高校の建物が、一日、ごう音とともに崩れた。
事件を目撃した同級生らの話によると、シータさんは数学の成績が振るわず、補習を受けるために登校していたが、 「順列・組み合わせ」の問題が解けずに、 いらいらしていたようだという。しょんぼりして「来年はもっと頑張る、数学」とつぶやいたところ、 突然、学校が崩壊した。
春休み中のため、崩壊した学校は無人に近く、 生徒たちは飛行石を使って難を逃れたが、 逃げ遅れた教員のムスカさんが、落ちてきたがれきに当たるなどして、目に軽い怪我をした。
警察では、テロの可能性もあると見て、 学校崩壊の経緯について詳しく調べることにしている。 ムスカさんは事情聴取に対し、 「一般論として言えば、重要なパスワードは十分に長く、複雑にするべきだ。 『正露丸のせコーラかけご飯』程度でも安全でないことが分かっているというのに、 設定ミスではないか。国家の安全にかかわる機密なので、それ以上の詳しいことは言えない」とだけ答え、 後は黙秘を続けている。
千葉電波大学は、前年度の学内研究成果をまとめた紀要を、一日、インターネットで公開した。
円周率を割り切って世界を揺るがせたスーパーコンピュータ「ディープ・ホワイト」のアルゴリズムに関する詳細や、 タラバガニの神経生理モデルを用い、広島大学のじゃんけんロボットの視覚野にハッキングを仕掛け、 相手に後出しを許しながらじゃんけんに勝つ対電子妨害手段など、 学術的に重要な内容が多く含まれており、関係者の注目を集めている。
インターネットで一般向けに公開することを踏まえ、 各論文には、分かりやすい図解入りの解説記事がそえられており、 21世紀の産業革命と言われるナノテクノロジーや、最新の「原子泉方式」の周波数標準と「うるう秒」の話など、 最先端科学の魅力と神秘を、親子で楽しめるようになっている。
同大学では「この紀要を、敬愛する虚構新聞社に捧げたい」と話している。
■ 千葉電波大学紀要 http://www.chiba-denpa.ac.jp.faireal.net/kiyou/
乱獲によって絶滅の危機にあると思われていたマンモス猟問題で、 千葉電波大学の研究グループがこれまでのシミュレーション・プログラムに誤りがあったことを発見。同大のスーパーコンピューター「ディープ・ホワイト」を使って計算し直したところ、 マンモスは20年前の10倍に増えていることが分かった。
マンモスはヒトによる乱獲によって激減し、絶滅したとまで考えられていた。
国際
ところが、千葉電波大学の研究グループがIMCの計算を点検したところ、 「ゼロ除算エラー」という誤りが発生していることを発見。 プログラムを修正して再計算すると、 ケナガマンモスの頭数は20年前の10倍になっていることが分かったという。 同大では「逆算して検算もした。ケナガマンモスの頭数は20年前の10倍で間違いない」としている。
▽美食倶楽部主催者の海原雄山氏の話
マンモスはリブの生肉がうまいが、