Download *
特殊文字入力は必ず[AltGr](右[Alt])を使うことで、 US配列の既存部分には変更を加えず便利な機能を追加。 基本デザインは、
1番目の長音符サポートが最大の特徴で例えば Kyōto, Ōsaka を、
[K] [Y] [AltGr]+[O] [T] [O]
[AltGr]+[Shift]+[O] [S] [A] [K] [A]
と文字数だけのストロークで入力できるようになる。
2番目の “ ” … は日本語IMEでも変換入力できるが、 英語などを入力しているとき、その1文字だけのためにいちいち日本語IMEオンに切り替える必要ないのが便利。
通常のIMEのオンオフは、左手で [左Alt]+[`] だけでできるが、 キーボードレイアウトが二つだけなら、本来 [左Alt]+[Shift] でそれらを同様に切り替えることができる(日本語配列はIMEオンの状態にしておいて、例えばUS配列と切り替えれば、USキーボードで日本語入力しているという前提なら、IMEオンオフと実質的に同じこと)。 しかし EmEditor はこの方法ではうまく動作しない。 [Alt]+[Shift]+[9], [Alt]+[Shift]+[0] のような押しやすいショートカットを言語バーから割り当てておいて、 ショートカットで切り替えると、EmEditor でも動作する。日本語入力と混在させる場合 [左Alt]+[`] より少しだけやりにくいが、 慣れればそれほど面倒でもない。特に英語入力だけか、それがメインで、頻繁に切り替えない場合、 「US配列」や「日本語配列IMEオフ」の代わりに最初から「マオリ語」にしてしまうと、非常に便利。
Windows XP SP2フォルダーのsetup.exeでインストールできる。同じsetup.exeで修復またはアンインストールできる。 修復またはアンインストールはコントロールパネルのアプリの追加削除からもできる(アプリ名4l Keyboard Layout: Macron USと表示される)。 XP SP1以前はWindows 2000フォルダーのsetup.exeで同様にできると思われる。 キーボードレイアウトは、前者の場合、マオリ語用として、後者の場合マケドニア語用として登録されるが、 これらの言語名は単にほかとかち合いにくくするための便宜上で、深い意味はない。 言語バーから(いったん削除して)別の言語用にしてもいい。
参考までに、システムフォルダにコピーされるDLL名はKBD4l_mu.dll。その8以降ではKBD4l_us.dll
旧バージョンに上書きはできない。 旧版を入れている場合、言語バーでショートカットを設定している場合はまずそれを無効にし(注1)、 言語バーにロードしている場合はそれを削除する。 古いバージョンをいったんアンインストールしてから、 新しいバージョンを入れ直す。 通常再起動は必要ないが、アンインストールしたいキーボードレイアウト(KL)がどれかのアプリで使用中だったり、 言語バーにロードしたままだったりすると、 アンインストールのときエラーにはらならないが、 旧版を削除できず、したがって新版に置き換えられない可能性がある(注2)。 言語バーにロードしたままだったときはそれを削除してからアンインストール、インストールをもう一度するとうまく行く場合がある。 それ以外や、駄目なときは、いったん再起動して入れ直す。
(注1)これをしないと、削除した(存在しない)KLへのショートカットが割り当て済みになってしまい、 別のKLにそのショートカットを割り当てようとしたとき、エラーになる。 (Failed to change key sequence for Switch to Catalan - Canadian Multilingual Standard. Please check if the same key sequence is used for another item.) 万一このエラーになった場合、経験上、 レジストリの HKEY_USERS\S-1-5-21-...-1003\Control Panel\Input Method\Hot Keys をバックアップしてから、 該当のショートカットのサブキー0000xxxxを削除するといい。VirtualKeyが30 00 00 00になっているのがショートカットの0、 31 00 00 00がショートカットの1、…、39 00 00 00がショートカットの9のようだ。 参考文献 windowsxp customize Bug in Hot Keys for Input Languages
(注2) 正しく更新できなかった場合、やり直してもリソース名(キーボードレイアウト名)が古いままになってしまうことがある。動作には支障ないが、直したい場合は、アンインストール後、レジストリの ShellNoRoam\MUICache から古いキーを削除して再インストールするといいようだ。
2009-03-28 キーボードレイアウトの不満
Canadian Multilingual Standard: U+2015があるくせに普通のNダッシュ、Mダッシュ(U+2013/2014)がない。U+2026 … もない。 ā ē ī ō ū とその大文字を入力できるのは、日本語のローマ字表記で非常に便利とはいえ、 指がつりそうなデッドキー。
United States-International: “ と ” すらない( ‘ と ’ はある)。
やっぱ自分に便利なKLを自作するっきゃないっすかね。
2009-04-01 キーボードレイアウト自作 United States-International-Extended4l
不満を解消するため、 United States-International配列をベースにレイアウトを自作してみた。
US-Internationalのキーは全部そのまま有効で、未割り当ての場所に文字を割り当てた上位互換。
まず [AltGr]+[K] を長音符のデッドキーとし、これに続けてaiueoAIUEOをタイプすることで、 āīūēōĀĪŪĒŌ を入力できる(注: [AltGr]とは右側の[Alt]キーで、[Ctrl]+[左Alt]でも同じ)。
[AltGr]+[.] で … を入力できる。
US-Internationalでは[AltGr]+[9], [AltGr]+[0] でそれぞれ‘ と ’ を入力できるが、 それを拡張して、 [AltGr]+[Shift]+[9] と [AltGr]+[Shift]+[0] でそれぞれ “ と ” を入力できるようにした。 これらは [AltGr]+[Shift]+[[] と [AltGr]+[Shift]+[]] つまり « と » のシフトでも入力できるように重複登録しておいた。
最後に [AltGr]+[Shift]+[2] と [AltGr]+[Shift]+[3] とで、 Nダッシュ – とMダッシュ — を入力できるようにした。
手元では、言語バーのキー設定で、 [Shift]+[LeftAlt]+[4] でこの拡張USレイアウト、 [Shift]+[LeftAlt]+[0] で日本語のキーボードレイアウトに切り替わるようにしていて、 IMEのオンオフと似た感覚で「マイレイアウト」をオンオフできる。(注: 使うキーボードレイアウトが2つだけなら、[Shift]+[LeftAlt] で直接切り替えた方が速い。) ローマ字をたくさん入力したいときなど、例えば、Tōkyō Kyōto Ōsaka などとタイプしたいとき、 少なくとも、Canadian Multilingual Standard より効率が良いと思われる。
よく使う ū と ō については、デッドキーでなくどこかに直接入力キーを割り当ててもいいかも…と思ったが、 今回はそこまではしなかった。
kbdusx4l.7z 148 kiB
インストールすると、プログラムの追加と削除には、 United States-International-Extended4l と表示されます。 最初のテスト版なので不具合があるかもしれませんが、まあただのキーボードレイアウトなので、 多少の不備はあっても重大な問題にはつながらないかと。
2009-04-03 キーボードレイアウト自作その2: US+Macron 4l
試しに作った「US-International拡張」は予想以上に超便利だったが、 せっかくカスタマイズするにしては中途半端だった。 「無印US」ベースでさらに作ってみた。
US-International の不満は、 ' と " と ^ がデッドキーなとこ。 例えば、 ' を入力するのに、['][Space] といちいちスペースをつけないといけない。 デッドキーの合成文字を頻繁に使うユーザー以外にとって、面倒くさい。
そこでデッドキーは必ず [AltGr] を使うようにして、 修飾キーなしの状態や [Shift] だけの状態では無印US配列と完全互換になるようにした。
āīūēōĀĪŪĒŌ は、デッドキーでなく [AltGr]+aiueoAIUEO で直接入力できるようにした。 例えば [AltGr]+[U] は ū 、[AltGr]+[Shift]+[O] は Ō となる。
US配列ベースで、AltGr 状態のキーのかなりの部分を長音符(メイクロン)付きの文字に割り当てたので、 US+Macron 4l と名付けた(KBDUSM4l.DLL)。 末尾の4lは単にほかと名前がかち合いにくくするためのもので、深い意味はない。 (標準版がKBDUS(X).DLLなので、 KBDUSM.DLLだけだと同じ名前で自作する人がいそうなので。)
[AltGr]+[,] をNダッシュ、 [AltGr]+[/] をMダッシュにし、[Shift]を併用せず簡単にダッシュを入力できるようにした。 [AltGr]+[.] が … なのは「拡張4l」と同じ。
[AltGr]+[H] と [AltGr]+[Shift]+[H] で ♥ と ♡ を出せるようにした。 ほかに星型や音符も、Shift_JISにないものも含めて、キーを割り当てた(詳細は付属テキスト参照)。
「拡張4l」で追加したキーもすべてそのまま使えるが、 例外として、[AltGr]+[[] と[AltGr]+[]] は、Shift 状態を反転した。 US-International ではこれらは « と » に既に割り当て済みなので、 US-International-Extended では[Shift]を押すことで “ と ” を出したが、 US+Macron は US-International との互換を捨て無印USとの互換にしたので、 [Shift] なしの [AltGr]+[[] と[AltGr]+[]] が “ と ” で、 [Shift] 併用で « と » とした。 要するに自分がよく使う文字は、[Shift]なしで楽に入力したいと。 [AltGr]+[9], [AltGr]+[0] などUSインターナショナル風味のキーも結構あるが、 違う部分も大きい。
[AltGr]+[G] はギリシャ文字のデッドキーで、 続けて abgなどをタイプすることにより、 αβγ などを入力できる。同様に [AltGr]+[R] はローマ数字のデッドキーで、続けて数字をタイプすることで、 ⅠⅡⅢなどを入力できる。 実用性はともかく、せっかくなのでテストとしてやってみた。
US-International から無印USベースに移行したぶん、 一般的なアクセント記号付き文字はどうなったかというと、 [AltGr]+['], [AltGr]+[`], [AltGr]+[;], [AltGr]+[^] などをデッドキーとした。 例えば、[AltGr]+['] は áÁ などを合成するデッドキー。
kbdusm4l.7z 155 kiB
setup.exeでインストール、アンインストールできる。 キーボードレイアウトを切り替えて使う用だが、例えば、IMEをオンオフする代わりに、 日本語レイアウトでは常にIMEオンに固定しておいて、 IMEをオフにしたいときはUS配列に切り替えるような使い方もできる。 日本語配列と記号類の位置が一部違うので、慣れないと戸惑うかもしれないが、 数字キーのShift以外は日本語キーボードともだいたい同じのはず。
注意点として、(少なくともWindows XPでは)同じ言語に複数のキーボードレイアウトを設定したとき、 ショートカットで直接切り替えられない。言語とレイアウトが一対一になるように、 レイアウトごとにダミーの言語(例えばポーランド語とかカタロニア語とか、区別がつけば本当に何でもいい)を設定しておくと分かりやすくなる。
US配列と互換といっても、右AltはAltGrとして使うので、 普通のAltキーとしては機能しなくなる。 例えば &File メニューは左Alt+Fで開けるが、 右Alt+Fでは開けなくなる。
2009-04-04 キーボードレイアウト自作その2 追記
1. 日本語のキーボード配列とUS配列は記号が違うだけでだいたい同じと書いたが、 無理やりドライバーを入れて試してみたら、結構違いが大きく、不便。 USインターナショナルをベースにしたUS X4l、 無印USをベースにしたUS M4lは、この点、日本語配列に慣れているユーザーには使いにくいかも。 (しかしどうせそんなに需要はないだろうし…)
2. 自作KLをインストールせずに、Windows本来の機能で長音符付き母音をわりと手軽に入力する方法(XP SP2以降)として、
マオリ語(Maori)キーボード配列がある。
これは言語バーから普通に選択でき、選択すると数字キーの[1]の左の[`]のキーが長音符のデッドキーになる。
例えば、
[`] に続けて [A] でā が、
[`] に続けて [Shift]+[A] で Ā
が入力できるようになる。
つまり上記 X4l, M4lでの[AltGr]+[K] に対応するデッドキーになる。
(M4l の場合はデッドキーを使わなくても [AltGr]+[A] や [AltGr]+[Shift]+[A] で一気に入力できる。)
日本語のローマ字表記や、そのほかの何らかの理由で長音符付きの母音をたくさん入力したいときは、 カスタムKLを入れたくないなら、一時的に「マオリ語」にしておくといいかもしれない。
少し古いコンテンツだが、 Māori Keyboard Layoutsでも、 まったく同じことを考えている(デッドキーを使わないでAltGrを使う方法)。 デッドキー方式のマオリ語は、XP SP2以降ではデフォルトで入っているので、今ではカスタムインストールする必要ない。
2009-04-07 キーボードレイアウト自作その3 4l Keyboard Layout: Macron US
関連して取り上げた話題:
さらにあれこれ考えた結果、その2と細かいところがだいぶ違ってきた。 次の基本15要素は、その2と同じで、キーバインドも満足。便利便利。
[AltGr]+AIUEOaiueo = ĀĪŪĒŌāīūēō [AltGr]+[ = “ [AltGr]+] = ” [AltGr]+, = – (N-DASH U+2013) [AltGr]+. = … [AltGr]+/ = — (M-DASH U+2014)
注: [AltGr] は [Alt Graph] キー(右側の [Alt] キー)のこと。 [Ctrl] を押しながら左の [Alt] を押した場合は左側の [Alt] キーでも同じ機能だが、 同時に2個押しは面倒だし、 アプリ側で [Ctrl]+[Alt]+[文字] のショートカットが設定されているとそちらが優先されてしまうので、 普通は [右Alt]+[文字] を使う。 なお [AltGr]+[Shift]+[文字] の場合の [Shift] は左右どちらの [Shift] キーでも良い。
[AltGr]+[Shift]+[2]/[3]/[9]/[0] の登録は、もともとUS-Intlの未割り当て領域を使っただけで、 無印USベースに変えた今では無意味なので廃止。 長音符のデッドキーの重複登録は、あってもいいと思うが、[AltGr]+[K]より[AltGr]+[-]の方が自然だろう。 マイナス記号の方が直観的に長音符を連想しやすいので。 [AltGr]+[K]という変なバインドも、もともとUS-Intlの空き領域に割り込んだだけで、意味がない。
[AltGr]+[;]と[AltGr]+[']はウムラウトと鋭アクセントのデッドキーだったが、 このキーは öä (Shiftを併用した場合ÖÄ)の直接入力用に割り当てる。 つまりドイツ語やフィンランド語のKL風にする。 ただしÜüはデッドキー経由とし直接入力をサポートしない予定。 ウムラウトと鋭アクセントのデッドキーは[AltGr]+[\]と[AltGr]+[=]に移動する。 [AltGr]と併用したとき‘が重アクセントの、^が曲アクセントの、~がティルダのデッドキーになるのは直観的で分かりやすいので、 そのままとする。
以下の直接入力サポートは、現状その2のまま。
[AltGr]+[D] = é [AltGr]+[F] = ê [AltGr]+[N] = ñ
Nは自然としてもDとFは対応が分かりにくいと思うが、まあ自分が分かればいい的な…。
[AltGr]+[S]はその2ではエスツェット ß だったが、 エス・チェック š (Shiftした場合にはŠ) に変えた(sの上に乗っている ˇ は正式には caron または hacek という名前で「チェック」ではないが、 ここでは簡単のためチェックと呼んでおく)。 エスツェットには[AltGr]+[Z]に移動してもらった。 その代わり、といっては何だが、今話題の「エスツェットの大文字」 ẞ (←執筆時点では表示できない環境も多いかも。Firefoxは大丈夫だった。)を [AltGr]+[Shift]+[Z] に加えておいた。
一般には、エスツェットには大文字はないとされている。 ウィキペディア日本語版にも、これを書いている時点では、そう明記されている。 (一方、ウィキペディア英語版には「大文字のエスツェット」という独立の項目までできている。) 「エスツェットの大文字」には論理的には必要性(全部の文字を大文字で書きたい場合などのような)があり、 実際にも(少なくともデザイン的な意味では)用いられてきているが、 一般的には、当のドイツ語圏でも、エスツェットには大文字はないものと認識されている。 だから2008年4月に、Unicode 5.1 で U+1E9E に「エスツェットの大文字」が割り当てられたとき、 その過程では、賛否両論の大議論があった。 技術者は「そんなものを割り当てると、 toupper() のような関数にエスツェットを入れたときの挙動が不定になる」とも心配した。 最初、2004年には、割り当ての提案は却下された。 提案は2007年に再提出され、今度は許められた。 「エスツェットの大文字」は公認されてようやく1年であり、今後一般的に用いられるようになるのかどうかは、誰にも分からない。 Unicodeには存在しているがドイツの国内標準としてすら地位が確立していない。
実は、そのような文字は日本語のひらがな・カタカナについても存在している。 例えばワに濁点のU+30F7 ヷ はVAということになっているがJISにはないし、この文字の将来性も疑わしい。 U+31F0台にはアイヌ語の表記用としてクシス…などの小文字 ㇰㇱㇲ …があるが、これもJISにはなく、フォントサポート自体、網羅的なHAN NOMとSun-Extを別にすれば、 メイリオだけ。
他方、「あいうえお」に濁点がついた文字は実際にしばしば用いられ、 軟口蓋摩擦音+母音を表していると推察されるが、 Unicodeには収録されていない(合成文字としては表現できる)。 暇な人が漫画などの実際の用例を添えて提案したら、認められるかも…。
追記: ウにてんてん、のヴはvの表記でごく普通に用いられ、 ひらがなバージョンの「ゔ」もU+3094にある。 上記は、「う」は除いて「あいえお」に濁点がついた文字、と書くべきだった。
用例という意味ではアイヌ語のカタカナより「あ」の濁点の方が桁違いに多いはずだが。 Unicodeはこういうところで、すごく政治的だと思う(少数民族に対する「政治的正しさ」の配慮)。 皮肉っぽく見れば、世界のミームのインフラを独占的に支配する君主の「寛大さ」「公平さ」のポーズなのかもしれないが、 寛大も何も、リソース的に65536区画が16面もあるのだから、もともとけちけちする必要ないだろう。 ついでに言うと、「高」の異字体(いわゆる「はしご高」)のようなたぐいにJISで新たに区点を割り当てるとUnicodeと整合が取れなくなる…とか、 Unicodeに収録されている「骨」の字体は日本語の文字としておかしい…みたいな誤解がたまにあるが、 Unicodeには variation selector という仕組みがあって、技術的には異字体もきちんと扱える。 CJK統合が技術的にも感情的にも問題の大きいものだったことは確かだが、 「感情的」の方はともかく、 「技術的」の方は技術的工夫で克服可能だ。 ただ、何となくCJK統合が「大虐殺」のような歴史的汚点で、それに対する反動から、 「政治的正しさ」の配慮に過敏になってるのでは?と、感じることもある。
そういえば、一昔前は(もしかすると今でも)JISにハートマークがないことが非常に不便だった。 現実の日本語では親愛的感嘆符としての ♡ は完全に定着している。
ハートマークは自作レイアウトでは、[AltGr]+[H]と[AltGr]+[Shift]+[H]にそれぞれ ♥ と ♡ が入っている。 これはその2から変わっていない。 どちらかというと日本語では白いハートマークのほうがよく使う(?)ので、 白がShiftなしで黒をShiftにした方がいいかもしれないが、 まあ、それは完全に好みの問題でしょう。それにこのキーボードレイアウトはもともと通常の日本語入力用ではない。 日本語入力と共存できたら最強なのだが、IMEとの連動のさせ方が分からないので、今のところ…。 検索するとドイツ語配列でIMEを可能にするハックとかもあるようなので、そのうち、やり方が分かったら何とかしますが。 そして、そのときにはUS配列だけでなくJIS配列用のDLLも作りたい。 そこまでできれば、一般にも役立つものになるかもしれない。例えば日本語をタイプしながらハートマークを出すときは [右Alt]+[H]…できたら便利じゃない? でも、まあ、今のところは単なる自分用KLということで。
最初のテスト公開版で、まだ細部はいじるが、 とりあえず現時点でのAltGrを併用したときの入力文字は、
│` ̀@ ║1 ¹ ║2 ² ║3 ³ ║4 § ║5 € ║6 ̂@ ║7 ½ ║8 ∞ ║9 ‘ ║0 ’ ║- ̄@ ║= ́@ │ │Q æ ║W ̊@ ║E ē ║R ®@ ║T ║Y ‐ ║U ū ║I ī ║O ō ║P ★ ║[ “ ║] ” │ │A ā ║S š ║D é ║F ê ║G ̓@ ║H ♥ ║J ♪ ║K ║L œ ║; ö ║' ä ║\ ̈@ │ │\ ║Z ß ║X × ║C © ║V ̌@ ║B ║N ñ ║M µ ║, – ║. … ║/ — │
[AltGr]+[Shift]とデッドキーを含む完全な割り当て表は次のとおり。 KBD4l_mu.20090407.txt
US、日本などの一般的なロケールの配列として登録すると1ロケール1配列を保てなくなりやすく、 キーボードレイアウトの切り替えが面倒になるので、 わざとマケドニア(FYRO Macedonian)というマイナーなロケールに登録してある。 これはほかのキーボード配列とかち合いにくくするための便宜上で、実際にはマケドニアとは何も関係ないし、後で変える予定。 本当は長音符つながりで実質的に共通性のある「マオリ」で登録したいのだが、 それだとマオリ語サポートのある Windows XP SP2 or SP3でないとインストールできないと思われる。 無意味な制約なので古いWindowsにもあるマケドニアを選択した。 言語バーにMKと表示されてMacron配列を使っていることが分かりやすい、という意味もある。
4l Keyboard Layout: Macron US (2009-04-07版) [新しいバージョンはページ下方に]
KBD4l_mu.dll
名前の4lは深い意味のない開発コード(4月1日に始めたので。数字の1の代わりにエルになっているのは単なるおちゃめ)、Macronは長音符入力サポートに一番重点を置いていることから、USはUS配列ベースなので。 Unicode環境でないと正しく動作しない。 基本的には、Windows 2000以降でキーボード入力を受けるアプリ(エディタなど)がUnicode版でないと動作しない。 日本語106/109キーボードだと意図通りにならない部分がありそうだが、詳細は未詳。 日本とUSの物理キーの配列の違いは分かるし、仮想キーレベルでは違いはほんの2,3のようだが、 物理キーと仮想キーの対応が違うっぽいので、最終的にどうなるのかまだちゃんと把握できていない。
Setup.exeからインストール、アンインストールできる。 アンインストールはコントロールパネルの「アプリの追加と削除」からも可能(4l Keyboard Layout: Macron USとリストされるはず)。 アンインストールについては、言語バーに含めている場合は言語バーから削除してから、 そして、 言語バーからショートカットを割り当てている場合は、言語バーから削除する前にショートカットを無効にしてください。
その1、その2のKLと共存できますが、上書き更新ではないので、古いKLを入れている場合、 それらは不用なら個別にアンインストールしてください。
2009-04-08 キーボードレイアウト自作その4 4l Keyboard Layout: Macron US
自作には The Microsoft Keyboard Layout Creator(MSKLC) 1.4 を使っている。 グラフィックツールで起動してすぐ直観的に、簡単に使えるので、自分でもKLを作ってみたい人は試してほしい(OSに既存のレイアウトや、ここで配布しているレイアウトのKLCファイルをロードして一部だけ自分好みに修正することも可能)。 MSのツールでスパイウェアではないが、1回だけ「家に電話をかける」。 厳密な定義によれば、それをスパイウェアと言うわけだが、まあMSのOS自体がそれだから…。 嫌ならファイアウォールで常に禁止しておいても動作は問題ない。
MSKLC.exe MD5=7BB68B4DB54BADDD6F1C15895BE35B5F
その3から、また少しいじった。 まず、AltGr+Num. で U+3099(合成文字用の濁点)を入力できるようにした。 これは「その3」のメモを書いていてやってみたくなって。 合成文字なので例えば「あ」に続けてこの「 ゙」を入力すると、 正しい処理系(あんまりないかも)では「あ」に濁点のついた「あ゙」になる。
最大の変更点として、曲アクセント付きの âîûôÂÎÛÔ の直接入力をサポートした(êÊ はもともとサポートしていた)。 フォントによってはāīūēōĀĪŪĒŌ が使えないことがあって、 長音符を曲アクセントで代用することが結構あるからだ。 Kyūshū Ōsaka Tōkyō; Kyûshû Ôsaka Tôkyô のような長音記号付きローマ字入力のサポートがこのKLの一つの目的なので。曲アクセントのキーの場所はU→J、O→L のように通常の母音キーの右斜め下。 同様にA→Z、I→K。ただしEは→Dでなく、互換性のため→Fになる。 この部分は新たに自作する方はもっと統一的にした方がいいかもしれないが、 自分は[D]が é で [F]が ê という配置に慣れているので…。(a3rでも、 前から [Ins]をデッドキーとして [RShift]+[D]/[F] が é と ê になっている。)
その3でAltGr+ZにどかしたエスツェットをAltGr+Sに戻した。 čšž のたぐいは、上に「チェック」を乗せるデッドキー [AltGr]+[V] でまとめておけば十分で、 わざわざ šŠ の直接入力をサポートすることもないだろうと。 「エスツェットの大文字」はShift+AltGr+Sになる。
AltGr+QにてåÅ の直接入力をサポート。 リングのデッドキーは、より直観的な Shift+AltGr+0 とした(数字の0の字形とリングの連想より)。 ウムラウト付きの直接入力はöäÖÄだけでüÜの直接入力はサポートしない予定と書いたが、 キーに空きがあるので、暫定的にAltGr+Yを割り当てておいた。
その4のAltGr状態。(AltGrを押さない状態ではUS配列と同じ) アクセント記号類に続けて@があるのはその記号のデッドキー(詳細は添付のテキスト参照)。
[AltGr]+ │` ̀@ ║1 ¹ ║2 ² ║3 ‐ ║4 § ║5 € ║6 ̂@ ║7 ½ ║8 ∞ ║9 ‘ ║0 ’ ║- ̄@ ║= ́@ │ │Q å ║W æ ║E ē ║R ®@ ║T œ ║Y ü ║U ū ║I ī ║O ō ║P ★ ║[ “ ║] ” │ │A ā ║S ß ║D é ║F ê ║G ̓@ ║H ♥ ║J û ║K î ║L ô ║; ö ║' ä ║\ ̈@ │ │\ ║Z â ║X × ║C © ║V ̌@ ║B ║N ñ ║M ♪ ║, – ║. … ║/ — │ [AltGr]+[Shift]+ │` ̃@ ║1 ¡ ║2 µ ║3 ‑ ║4 £ ║5 ― ║6 ¼ ║7 ¥ ║8 ¾ ║9 ₩ ║0 ̊@ ║- − ║= ± │ │Q Å ║W Æ ║E Ē ║R ║T Œ ║Y Ü ║U Ū ║I Ī ║O Ō ║P ☆ ║[ « ║] » │ │A Ā ║S ẞ ║D É ║F Ê ║G ̔ ║H ♡ ║J Û ║K Î ║L Ô ║; Ö ║' Ä ║\ ¦@ │ │\ ║Z  ║X ÷ ║C ¢ ║V ║B ║N Ñ ║M ♫ ║, ║. ║/ ¿ │
その4はその3と共存できない。 その3を入れている場合、言語バーでショートカットを設定している場合はまずそれを無効にし、言語バーにロードしている場合はそれを削除してから、 古いバージョンをいったんアンインストールしてから、 新しいバージョンを入れ直す必要がある。再起動は必要ない。
4l Keyboard Layout: Macron US (2009-04-08版)
KBD4l_mu.dll
setup.exeでインストール、アンインストールできる。 インストールが少しもたつくのはMSの仕様。
依然テスト版で、まだいじる予定。 その3同様デフォルトでは「マケドニア」のキーボードとして登録されるが、 言語バーから追加・選択することでほかのロケールの配列にも使える。
2009-04-09 キーボードレイアウト自作その5 4l Keyboard Layout: Macron US
前回までに書いた事情から、Windows XP SP2以降ではマオリ語、それ以前ではマケドニア語という設定にした。 キーバインドの主な変更点は、
インストールの注意点は前回と同じ。その4とは共存できない。
4l Keyboard Layout: Macron US (2009-04-09版)
KBD4l_mu.dll
2009-04-11 キーボードレイアウト自作その6 4l Keyboard Layout: Macron US
特殊文字入力は必ず[AltGr](右[Alt])を使うことで、 US配列の既存部分には変更を加えず便利な機能を追加。 基本デザインは、
1番目の長音符サポートが最大の特徴で例えば Kyōto, Ōsaka を、
[K] [Y] [AltGr]+[O] [T] [O]
[AltGr]+[Shift]+[O] [S] [A] [K] [A]
と文字数だけのストロークで入力できるようになる。
2番目の “ ” … は日本語IMEでも変換入力できるが、 英語などを入力しているとき、その1文字だけのためにいちいち日本語IMEオンに切り替える必要ないのが便利。
詳しくは、キーボードレイアウト自作の過去ログ。
日本語配列への対応は近日、日本語109キーボードをつないで勉強してみるのでお待ちを。
その5からの変更点。
インストールの注意点は前回と同じ。その5とは共存できない。
4l Keyboard Layout: Macron US (2009-04-11版)
KBD4l_mu.dll
2009-04-13 キーボードレイアウト自作その7
更新履歴
ダウンロード 4l Keyboard Layout: Macron US (2009-04-13版)
2009-04-17 キーボードレイアウト自作その8 4l Keyboard Layout (US)
従来の「4l Keyboard Layout: Macron US」(KBD4l_mu.dll)から「4l Keyboard Layout (US)」(KBD4l_us.dll)に改名。 細部がだいぶ変わった。
概要
US配列の既存部分には変更を加えず、AltGr(右Alt)に機能を追加。 基本デザインは、
詳しくは、過去ログ。
その7からの変更点
そのほか、細部(特に数字キーの割り当て)をいろいろいじった。 現在のレイアウトは下記。 @がついている文字はデッドキーを表し、 基本的にはアクセント記号のたぐいを入力できる。 例えば、[AltGr]+[`] に続けて [A] をタイプすると à を、 [Shift]+[A] をタイプすると À を入力できる。
[AltGr]+ │` `@ ║1 ¹ ║2 ² ║3 ³ ║4 § ║5 € ║6 ^@ ║7 œ ║8 ∞ ║9 ‘ ║0 ’ ║- − ║= ´@ │ │Q ˚@ ║W è ║E ē ║R √ ║T ≡ ║Y ü ║U ū ║I ī ║O ō ║P ★ ║[ “ ║] ” │ │A ā ║S ß ║D é ║F ê ║G ̓@ ║H ♥ ║J ˙@ ║K ☺ ║L ¯@ ║; ö ║' ä ║\ ¨@ │ │\ ║Z æ ║X × ║C ¸@ ║V ˇ@ ║B ̵@ ║N ñ ║M ♪ ║, – ║. … ║/ — │ [AltGr]+[Shift]+ │` ~@ ║1 ¼ ║2 ½ ║3 ¾ ║4 ¥ ║5 ― ║6 ‑ ║7 Œ ║8 ₩ ║9 £ ║0 ¢ ║- ‐ ║= ± │ │Q ¡ ║W È ║E Ē ║R ®@ ║T ≢ ║Y Ü ║U Ū ║I Ī ║O Ō ║P ☆ ║[ ≒ ║] ≠ │ │A Ā ║S ẞ ║D É ║F Ê ║G © ║H ♡ ║J µ ║K ☹ ║L ║; Ö ║' Ä ║\ ¦@ │ │\ ║Z Æ ║X ÷ ║C ˛@ ║V ˘@ ║B ║N Ñ ║M ♫ ║, ║. ║/ ¿ │
詳細とインストール方法。 その7とDLL名が違うので、理論上は共存できるはず。 紛らわしいのでお勧めしないが。
ダウンロード 4l Keyboard Layout (US) (2009-04-17版)
2009‒04‒25 キーボードレイアウト自作その9 4l Keyboard Layout (US)
その8の微調整のみ。
ダウンロード 4l Keyboard Layout (US) (2009‒04‒25版)
2009‒04‒26 キーボードレイアウト自作その10 4l Keyboard Layout (US)
ダウンロード 4l Keyboard Layout (US) (2009‒04‒26版)
2009-05-01 4Lキーボードレイアウト v0.1.1.0
US配列の基本部分をそのままに、AltGrによく使う文字を割り当てた自作キーボードレイアウトのテスト版(その11)です。 詳細・インストール方法・過去ログ
更新履歴
AltGr+Kを\Nに割り当てた(デッドキー以外では、 ひとつのキーバインド=1文字に限らず、4文字までの文字列も入力できる)。
★☆を、AltGr+PからAltGr+Sに変更し、 AltGr+Sにあったßは、ウムラウトのデッドキー(AltGr+\)のSに変更した。 エスツェットは「エス・ウムラウト」ではないが、 ウムラウトのデッドキー=ドイツ語の特殊文字用のデッドキーと考えれば、 それほど不自然でない。
U+2015 ― を、Shift+AltGr+5からAltGr+5に変更。
œとäにCapsLockが利かなかった不具合の修正。
かなりのキー、特にAltGr+1~4を将来の拡張やカスタマイズ用に、未割り当て(または仮割り当て)にした。
そのほか細かい変更。現在の基本状態は、
[AltGr]+ │` ˋ@ ║1 {\r} ║2 {\q2 ║3 3a&H ║4 4a&H ║5 ― ║6 ˆ@ ║7 œ ║8 § ║9 ‘ ║0 ’ ║- ¯@ ║= ´@ │ │Q ˚@ ║W è ║E ē ║R ¤@ ║T <p> ║Y ü ║U ū ║I ī ║O ō ║P {**} ║[ “ ║] ” │ │A ā ║S ★ ║D é ║F ê ║G µ@ ║H ♥ ║J ˙@ ║K \N ║L ¬@ ║; ö ║' ä ║\ ¨@ │ │\ ║Z æ ║X × ║C ¸@ ║V ˇ@ ║B ̵@ ║N ñ ║M ♪ ║, – ║. … ║/ — │ [AltGr]+[Shift]+ │` ˜@ ║1 ║2 ║3 ║4 ║5 ║6 ‑ ║7 Œ ║8 ˝@ ║9 ̉@ ║0 ̏@ ║- − ║= ± │ │Q ║W È ║E Ē ║R ®@ ║T </p> ║Y Ü ║U Ū ║I Ī ║O Ō ║P ║[ ≒ ║] ≠ │ │A Ā ║S ☆ ║D É ║F Ê ║G © ║H ♡ ║J ̣@ ║K ║L @ ║; Ö ║' Ä ║\ ¦@ │ │\ ║Z Æ ║X ÷ ║C ˛@ ║V ˘@ ║B ə@ ║N Ñ ║M ♫ ║, ·@ ║. ‐ ║/ │
ダウンロード (kbd4l_us.20090501.7z)
2009‒05‒07 4Lキーボードレイアウト v0.1.2.0
US配列の基本部分をそのままに、AltGrによく使う文字を割り当てた自作キーボードレイアウトのテスト版(その12)です。 詳細・インストール方法・過去ログ
更新履歴
★と☆の[Shift]を逆にした。 [AltGr]+[S]が☆で、[AltGr]+[Shift]+[S]が★に。
独立したキーだった数学記号のほとんどを、[AltGr]+[R]のデッドキーに移行した。 長音符のデッドキーを[AltGr]+[Shift]+[K]に変更、[AltGr]+[-]='HYPHEN' (U+2010) に。 [AltGr]+[Shift]+[X]='SOFT HYPHEN' (U+00AD); [AltGr]+[Shift]+[Q]='FIGURE DASH' (U+2012)
そのほか細かい変更。現在の基本状態は、
TBD
実際には「デッドキー」のしくみで上記の基本キーより、ずっと多くの文字をタイプできます。 キー割り当て一覧(2009‒05‒07版)
ダウンロード (kbd4l_us.20090507.7z)
2009‒05‒11 4lキーボードレイアウト v0.1.3.0
US配列の基本部分をそのままに、AltGr(右側の[Alt]キー)によく使う文字を割り当てた自作キーボードレイアウトのテスト版(その13)です。 詳細・インストール方法・過去ログ
更新履歴
ダウンロード (kbd4l_us.20090511.7z)
2009‒06‒06 4lキーボードレイアウト v0.1.4
US配列の基本部分をそのままに、AltGr(右側の[Alt]キー)によく使う文字を割り当てた自作キーボードレイアウトのテスト版(その14)です。v0.1.3から若干の修正をしました。 詳細・インストール方法・過去ログ
ダウンロード (kbd4l_us.20090606_v0.1.4.0.7z)
2009-07-03 4Lキーボードレイアウト v0.1.4.1
v0.1.4.0からの変更
下に点を付けるデッドキー(Shift+AltGr+J)に続けてk K t Tで ḳ Ḳ ṭ Ṭ が出せなかったのを出せるように修正。
Shift+AltGr+Jに続いて [ ] { } \ | にて ʿ ʾ ʕ ʔ ɣ ˁ を出せるようにした。
Shift+AltGr+Jに続いてAltGr+sSにて ṩṨ を出せるようにした。
ダウンロード(kbd4l_us.20090703_v0.1.4.1.7z)
2009-08-09 4Lキーボードレイアウト v0.1.4.2
v0.1.4.1からの変更
(1) 以前の版ではAltGr+Rのデフォルトが¤というほとんど役立たない文字だった。
このような記号や、実際にはそれほど使わない®©™が(Shift+)AltGr+R/Tを使っていることは無駄な上、分かりにくいので、これを改めた。
新しいバージョンでは、これらの記号はデッドキーQの下で、
AltGr+Q→C = ©
AltGr+Q→R = ®
AltGr+Q→M = ™
(¤はAltGr+R→Oで入力できる)。デッドキーRとShift+Rのデフォルトは、暫定的に½と¼にした。
(2) 空いたAltGr+Tをもっと有意義なことに使うようにした。 すなわち、AltGr+TをBIDI制御文字やVIRAMA系のデッドキーとした。
┌The dead key for: │ VK_SPACE [ ] → U+094D [ ् ] │ [Shift]+VK_SPACE [ ] → U+094D [ ् ] │ [Ctrl]+VK_SPACE [ ] → U+094D [ ् ] │ VK_B [ b ] → U+09CD [ ্ ] │ VK_C [ c ] → U+25CC [ ◌ ] │ VK_D [ d ] → U+094D [ ् ] │ VK_E [ e ] → U+0C4D [ ్ ] │ [Shift]+VK_E [ E ] → U+202A [ ] # LRE │ VK_G [ g ] → U+0A4D [ ੍ ] │ VK_J [ j ] → U+200D [ ] # ZWJ │ VK_L [ l ] → U+200E [ ] # LRM │ [Shift]+VK_M [ M ] → U+202B [ ] # RME │ VK_N [ n ] → U+200C [ ] # ZWNJ │ VK_O [ o ] → U+0B4D [ ୍ ] │ [Shift]+VK_O [ O ] → U+202D [ ] # LRO │ [Shift]+VK_P [ P ] → U+202C [ ] # PDF │ VK_R [ r ] → U+200F [ ] # RLM │ VK_T [ t ] → U+0BCD [ ் ] │ VK_U [ u ] → U+0ACD [ ્ ] │ [Shift]+VK_V [ V ] → U+202E [ ] # RLO │ VK_Z [ z ] → U+200B [ ] # ZWSP │ VK_SUBTRACT [ - ] → U+200C [ ] # ZWNJ │ [Shift]+VK_SUBTRACT [ - ] → U+200C [ ] │ VK_OEM_PLUS [ = ] → U+200D [ ] # ZWJ │ VK_OEM_MINUS [ - ] → U+200C [ ] └
(3) AltGr+Shift+Tも空いたが、これは将来の拡張用に未割り当てとした。
ダウンロード(kbd4l_us.20090809_v0.1.4.2.7z)
2009-08-16 4Lキーボードレイアウト v0.1.4.3 (beta)
v0.1.4.2からの主な変更点
ダウンロード: kbd4l_us.20090816_[v0.1.4.3].7z
2009-08-26 4Lキーボードレイアウト v0.1.4.4
v0.1.4.3からの主な変更点
ダウンロード: kbd4l_us.20090826_[v0.1.4.4].7z
2009-09-01 4Lキーボードレイアウト v0.1.4.5
v0.1.4.4からの主な変更点
ダウンロード: kbd4l_us.20090901_[v0.1.4.5].7z
2009-09-07 4Lキーボードレイアウト v0.1.4.6
v0.1.4.5からの主な変更点
2009-09-17 4Lキーボードレイアウト v0.1.4.7
v0.1.4.6からの主な変更点
2009-10-15 4Lキーボードレイアウト v0.1.4.8
v0.1.4.7からの主な変更点
ダウンロード: kbd4l_us.20091015_[v0.1.4.8].7z
2009-12-23 4Lキーボードレイアウト v0.1.4.9
v0.1.4.8からの主な変更点
ダウンロード: kbd4l_us.20091223_[v0.1.4.9].7z
4l Keyboard Layout (US) v0.1.4.9.txt
2010-02-09 4Lキーボードレイアウト v0.1.5.0
v0.1.4.9からの主な変更点
わずかにキー登録を追加。例えば、 [AltGr]+VK_L のデッドキーとして、 [ < ] → U+2039 [ ‹ ] SINGLE LEFT-POINTING ANGLE QUOTATION MARK、 [ > ] → U+203A [ › ] SINGLE RIGHT-POINTING ANGLE QUOTATION MARK を追加した。
ダウンロード: kbd4l_us.20100209_[v0.1.5.0].7z
4l Keyboard Layout (US) v0.1.5.0.txt
(1) [Shift]+[AltGr]+[B] のデッドキー(IPA)が相当更新された。 旧バージョンとの互換性が破られた点として、 ɑ と ʌ のキーバインドがが入れ替わった。 新規サポートの主なものとして、 [X] で ɣ が、 [(] と [)] でそれぞれ ʕ と ʔ が入力できるようになった。 入力法が複雑だったいくつかの文字については、簡略な入力法が追加された。 次の表を参照。
キー | 入力設定 | Unicode名 | 旧設定 |
---|---|---|---|
0 | ɤ | U+0264 LATIN SMALL LETTER RAMS HORN |
[AltGr]+[O] |
) | ʔ | U+0294 LATIN LETTER GLOTTAL STOP |
*2 |
@ | ɐ | U+0250 LATIN SMALL LETTER TURNED A |
[Shift]+[AltGr]+[A] |
# | ◌̻ | U+033B COMBINING SQUARE BELOW |
[Shift]+[AltGr]+[-] |
4 | ɹ | U+0279 LATIN SMALL LETTER TURNED R |
[AltGr]+[R] |
$ | ɻ | U+027B LATIN SMALL LETTER TURNED R WITH HOOK |
[Shift]+[AltGr]+[R] |
8 | ɵ | U+0275 LATIN SMALL LETTER BARRED O |
*4 |
9 | ɘ | U+0258 LATIN SMALL LETTER REVERSED E |
[AltGr]+[SPACE] |
( | ʕ | U+0295 LATIN LETTER PHARYNGEAL VOICED FRICATIVE |
*2 |
a | ɑ | U+0251 LATIN SMALL LETTER ALPHA |
ʌ |
A | ʌ | U+028C LATIN SMALL LETTER TURNED V |
ɑ |
d | ɒ | U+0252 LATIN SMALL LETTER TURNED ALPHA |
ɗ *3 |
AltGr+d | ɗ | U+0257 LATIN SMALL LETTER D WITH HOOK |
ȡ *3 |
e | ɛ | U+025B LATIN SMALL LETTER OPEN E |
ɚ |
E | ɜ | U+025C LATIN SMALL LETTER REVERSED OPEN E |
ɛ |
AltGr+e | ɚ *5 | U+025A LATIN SMALL LETTER SCHWA WITH HOOK |
ɜ |
x | ɣ | U+0263 LATIN SMALL LETTER GAMMA |
*1 |
` | ᵊ | U+1D4A MODIFIER LETTER SMALL SCHWA |
[Shift]+[AltGr]+[B] |
AltGr+\ | ◌̼ | U+033C COMBINING SEAGULL BELOW |
◌̫ |
(2) ハーフリング入力の簡便化 [AltGr]+[Q] に続く “(” と “)” で、それぞれ U+02BF [ ʿ ] MODIFIER LETTER LEFT HALF RING: U+02BE [ ʾ ] MODIFIER LETTER RIGHT HALF RING を入力できるようにした。この位置には従来 U+0339 [ ̹ ] COMBINING RIGHT HALF RING BELOW: U+031C [ ̜ ] COMBINING LEFT HALF RING BELOW があったが、 それらは [AltGr]+[Q] の “<” と “>” に暫定移動。 HALF RING は、従来、 [Shift]+[AltGr]+[J] の “[” と “]” でも入力できたが、これは廃止。
(3) ドイツ語・ハンガリー語・ポーランド語などの引用符サポート
(4) 下方の発音区分符号等の直観的な入力法
(5) 大文字・小文字関係の不備修正
kbp
⟧ で使用)。
(6) Unicode 6.3に(先行)対応: [AltGr]+[T] の a/f/i/I/p にそれぞれ ALM/FSI/LRI/RLI/PDI を追加。
4l_Keyboard_Layout_v0.2.0.0.txt | kbd4l_us.20130324_(v0.2.0)_beta0.7z (185 KiB)
kbd4l_us.20131214_[v0.3.0.0].7z
U+1D49 MODIFIER LETTER SMALL E
kbd4l_us.20140424_[v0.4.0.0].7z
kbd4l_us.20161230_[v0.8.1.0].7z
NOTE: While I was making this version, something went wrong (possibly it was a bad move that I tried to change the name “4l Keyboard Layout (US)” to “4L Keyboard Layout (US)” with an uppercase L), and I had to manually delete a few registry keys:
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Keyboard Layouts\a0010481] [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Keyboard Layouts\a0020481] [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet002\Control\Keyboard Layouts\a0000481]
† changed in v0.8.4. ‡ changed in v0.8.5.x. ¶ to be changed in v0.8.6.
MOD/NEW under [AltGr]+[B]:
DEL under [AltGr]+[B]:
† changed in v0.8.5.x.
Changes from v0.8.4:
Under [AltGr]+[B]:
A few other minor changes.
kbd4l_us.20170128_[v0.9.2.0].7z
kbd4l_us.20170706_[v0.9.5.0].7z
kbd4l_us.20170725_[v0.9.6.0].7z
kbd4l_us.20170916_[v0.9.7.0].7z
kbd4l_us_20171120_[v0.9.8.1].7z
kbd4l_us_20180425_[v0.9.8.2].7z
Newly supported characters: